こんにちは、茶房竜胆スタッフのにゆろろ(Niyu Roro)です。
前回のブログ記事では入院中にスマホでポチポチと打ち込んでいたので何故か一行目が中央揃えになっていたり、表示される画像も大きめサイズにしたはずなのにPCで見ると小さかったりと苦戦した痕跡が残って面白い様相になっております。面白いのでそのままで放置させていただくこと、ご容赦くださいませ。
さて、今この文を打っている日は3月9日となっております。予定通りに無事退院し、自宅でのリハビリ療養期間が始まりました。
帰宅後は4日ぶりのシャワーを浴びてさっぱりし、昼食を取りリハビリ担当の方から教えて貰ったリハビリトレーニングのコツを実践していました。
そんなこんなで数日に渡り、Twitterで繋がっている皆様には常に優しく温かい声を頂きまして、本当にありがとうございました。前回のブログを見て気に留めていただいた皆様もありがとうございました。
前置きが長くなりましたが、本日は入院や手術をした体験談を書き留めようかと思います。
私も骨折するまで入院手術とは一切無縁で、どのようなサイクルで一日が過ぎるのか、どのようなことが起きるのか、何があったら便利なのかがさっぱり解りませんでした。
竜胆日記を読んでいる皆様もいずれ何かのきっかけで入院手術を経験するかもしれません。その時に何かしら想像出来るくらいの、何かしらお役立て出来るかもしれないくらいの記憶として残れば幸いです。
注意書きと致しまして、下肢骨折という怪我での体験談、私が入院した病院での体験談となりますので他の怪我、病気の時、病院によっては一部お役立て出来ない可能性がございます。ご了承下さいませ。
下肢骨折の場合、あるとめちゃくちゃ便利だったもの。
・キャスター付きの椅子
買いました。家での移動が楽になりますし、キャスター数は多い方が安定感が増します。
背もたれは不要だと思います。高さの調整が出来るものをオススメ致します。
移動時や他の椅子に座った時に足を下げていると痛いので、足置きに使ったり。
Amazonで探したのですが、レビューを見ると大体似たような目的で買ってる人が多くて微笑ましくなりました。みんな、欲しがるものは同じなのね……。
また、自宅療養中の場合ベッドの高さがそれなりにある方は大丈夫なのですが、下に敷いて寝るタイプの方は子ども用くらい座面の低い椅子、大人が座るくらいの高さの椅子両方あると良いかと思います。
下肢骨折の場合、最初は一人では立ち上がれません。さらに私は最初の一週間くらいは全身の筋肉痛との戦いでした。あと、寝返りを打てないため、深夜に腰痛や全身の痛みで目が覚めることが最初は最もキツかったです。
私は、朝起き上がるためにお布団の横に小さな椅子を置き、まずはそれにお尻をよいしょと乗せます。それから、すぐ隣に置いた高めの椅子によいしょと移動します。そして松葉杖を握って立ち上がる。というステップで朝は部屋から出ていました。
・浴室で使えるタイプの椅子
骨折してからずっと使用しています。こちらは家族に要望を伝えてニトリ等で買って来てもらいました。
座面がプラスチック樹脂で足先はしっかりゴムでホールドされている物が良いと思います。背は高めが良いと思います。低いと立ち上がるの苦労しますので。
何せ入浴OKの許可が出ても浴槽に入るのが一苦労。椅子に手を付いてバランスを取りながら浴槽に足を入れたりするのにも使えます。
私は足首の骨折でボルトも入ったからか、今だに完全に地面に座り込んでから立ち上がることがスムーズに出来ません。(「はぁ!」と気合入れて両手使わないと無理です)
そのため、滑りやすい浴室内で座り込んで身体を洗うことはもう避けています。なので、今でもこの椅子を使用しています。多分、ずっと使いそうです。普通に超便利……。
・防水ギプスカバー
骨折の他、怪我で包帯を巻いていたり、傷口に水を流せない方にオススメです。ラップやビニールを巻いてシャワーも出来なくはないのですが、結構普通に濡れますね……。病院でのシャワー時はラップを巻かれましたが、普通に濡れました。つれぇ……。
濡れないか気にしながらシャワーを浴びるのは大変ですし、骨折のギプス等を付けるとなると長期戦になりますのでいっそ買ってしまった方が良いかと思います。色んな部位に対応した商品があります。
ただ、私のむちむちしたララフェル太ももに、口部分のシリコンがめっちゃ食い込みました。痩せます……。
・ワンプレート皿
骨折した時期が冬だったのもあり、我が家のリビングはこたつさんが鎮座していました。
その後ろに低めの椅子を置いていて療養中は基本ずっとそこに座っていました。
ご飯の時です。こたつには入れません。座るのも一苦労、立ち上がるのも一苦労。リビングの中央となると壁も遠く、立ち上がるために掴めそうなものは立っている人間しかいません。
そのため椅子に座って食事をするしかないのですが、前述の通り我が家はこたつ。
おぼんをお膝に乗せ、そこにご飯等を乗っけるのですが、その時にワンプレートだと助かりました。乗せられる食器数にも限界はありますのでワンプレートに見た目が悪くても最初から全部乗せしてもらった方が家族も自分もお互い助かります。サイドテーブルがあると最高かと思います。幸い我が家にはサイドテーブルが良い場所にあったので飲み物、汁物はそこに置いていました。
・ポシェット
家の中での移動が松葉杖や椅子であれ両手が塞がるのはあまり良くないのでスマホなどはポシェットに入れていました。なので、ポシェットじゃなくても移動時に邪魔にならないバッグなら良いかと思います。あ、でも500mlペットボトルが入るといいかもですね。コップに入った飲み物を自分で運ぶのはかなり大変ですので!
入院時にあると便利だったもの。
・耳栓、アイマスク
ろろは普段から耳栓、アイマスクで眠っているタイプなのですが病院では全人類にオススメします。
ろろの入院していた病院では朝6時が起床で病室内の電気が強制的に点くので急に眩しいです。お昼寝の際にもあると便利ですね。
耳栓も、複数の方と同じ部屋になることが大半だと思いますし、個室の方でも深夜は意外と廊下を移動する音が響きます。他者のいびきや話し声、場合によってはうめき声、ナースコールを呼んで深夜の処置やお手洗いへの車椅子での移動。こういうことがありますので、結構物音がします。
ただ、耳栓は相性があるので入院まで時間がある際は色々試してから持っていくと良いと思います。完全に遮音はまずどんな耳栓でも無理です。低めの音の遮音が得意なもの、金属を落とした時のような高めの音の遮音が得意なもの、等。他にもお耳のサイズによって痛かったりすることもありますので。
具体的な商品名を上げてしまうのもちょっとアレなのですが、私個人はMOLDEXという海外メーカーのカモプラグを長年愛用しています。Amazonで検索すると出てきますね。安価なので試しやすいかと思います。お試しセットもあるので入院以外でも安眠を求める方は一度耳栓も試してみると良いかもしれません。大体1~2か月は使えます。
・首掛け式のスマホホルダー(フレキシブルタイプ)
正式名称、なんて言うのか解りません……。スマホを固定して首にかけてごろ寝しながらハンズフリーでスマホ見れるアレです。1度目の入院、2度目の入院で持って行ったのですが私のとこに来る看護師さんが100%「えっ、何それめっちゃいいね!?」と仰ってましたし、担当医の先生も「えー、俺も買おうかな!?」と言ってたくらいには何かしらのリアクションを最も貰えた一品です。
入院時、することと言えばベッドの上でひたすらスマホを触るだけです。ずっとスマホを持ってると腕が疲れるじゃないですか!
これなら腕もそんなに疲れないし、ハンズフリーで動画を見続けられます。
ただ、ものによっては首が痛くなるかもなのでタオルとか挟むと良いと思います。
・小型加湿器
入院時は冬だったので、乾燥をしていました。病棟結構乾燥してるんですよね。
ただ、水を入れたりするのは大変かもなので、フェイスタオルを濡らしたものをベッドサイドにかけておくだけでもいいかと思います。
・延長コード
個口は自分が取りたい電源数とご相談下さい。スマホ、ゲーム機、ノートPC等電源が必要になるけど、病室内多分きっとそんなにコンセント数はないです。
・手提げ袋
歯磨き時、入浴時、売店に飲み物等買いに行く時に。と色々使えます!
全身麻酔の話。
怖くないよ。という話。
「手術は全身麻酔か局所麻酔になるかな」と言われて『全身麻酔出来るの!? ヤッター! 楽しみ!』と心の中で小躍りしていたのですが、あまりいないタイプだったようです。
秒で意識が飛ぶという面白体験だと思っていたのでかなりポジティブでした。
終わってみても改めて「秒で意識が飛ぶ面白体験だったな」と思っています。
なので「手術は全身麻酔で行います」と言われてもそれほど身構えずに気楽にしてて良いと思います。
ろろの場合は足の骨折箇所をボルトやワイヤーで繋ぐ、という生命に直結するような大事な手術ではなく「わー、人生初の手術だー! 楽しみだなぁ!」という感じだったので、結構大きな手術をする方とは意識の差がありすぎるかもしれませんが!
全身麻酔での意識喪失が怖い、という方は脊髄麻酔や硬膜外麻酔も場合によっては選べるそうです。
下半身だけや手術をする一部位のみ麻酔をかけて、他は平気って感じですね。
ただ、ろろ的には選べるなら全身麻酔の方が良いと思います。
理由としては、局所麻酔で意識がある状態で手術してると手術中の会話やモニターされてる音等が聞こえるはずですし、痛みは無くても振動や動かされる感覚は解るはずです。
また、眠らせることも可能ですが、音や刺激で途中で意識が戻ることは否定できない。と、私は説明を受けました。
全身麻酔で意識を喪失することが不安という方は、恐らく意識を保ったまま手術中の音を聞いたり途中で覚醒したりしてしまうことにも強い不安感を抱くと思います。逆に創作に役立てられそうだから手術時の解像度を高めたい! という貪欲なオタクの方たちは局所麻酔が良いと思います!
あと、背中からの注射、痛そうじゃないですか。術後もしばらくは痛み止めの点滴等で背中に刺さったままだと思いますし!
そう考えると、手術中は絶対目覚めないし気付けば終わってる全身麻酔の方が楽でいいんじゃないかな、とろろは思いました。
そのまま、意識を失って目覚めなかったらどうしようという不安もあるかと思いますが麻酔科医という超プロフェッショナルさんが手術中は隣でずっと私一人のためにモニタリングして調節してくれますし、そんな重大な事故はほぼ確実に起こらないと思います。
私は「まぁ、万が一、億が一、重大事故で死亡しても麻酔で意識ないまますっと死ねるなら楽でいいじゃん」と思ってました。
実際どんな感じなのか。
実際手術室に運ばれてから意識を落とすまでどんな感じだったのか、私の体験で書き留めようと思います。
ベッドごとや、徒歩で手術室に向かいます。この時すでに腕に点滴を刺されているかと思います。この点滴から麻酔を入れてもらうことになります。
私はベッドにて向かったのですが手術室前で個人の確認と手術部位の確認を行いました。あと、入院患者さん用のリストバンドがあるのでそこのバーコードも読み取っていました。
そして手術室へ入室。私、目が悪いのでメガネもコンタクトも外してて室内はぼんやりでした。でも、上にライトありますよ! ちゃんと! ドラマみたーい! ってなるかと思います。ただ、ドラマで出てくるような綺麗ででっかい手術室ではなかったです。結構古い病院なので。
私の着た手術着はサイドからボタンで留められているタイプでそれをパチンパチンと外して上に毛布を掛けて貰った状態でベッドから手術台に自分でよいしょと移動しました。前回、足を負傷していた時は背中の下に板のようなものを入れて貰って数人がかりでスライドさせてもらいました。重くてすみません……!
そこからはモニタリング用の機械をぺたぺたと付けて貰ったり、と手術室がバタバタと動いているのが解ります。再度、名前の確認等も行われました。大事。とても大事。
ちなみに前回の手術時はどこからかJ-POPが流れていました。
「音楽かけてるって噂聞いてましたが本当だったんですね!」と嬉々として伝えたら「このPCにある曲でしたら好きなのかけれますよ~!」と言われて即「宇多田ヒカルありますか!?」と食い気味に尋ねて前回は宇多田ヒカルの「初恋」を聴きながらスヤァ( ˘ω˘ )しました。
「……なんか、悲しい感じの曲になっちゃってる……」ってどなたかぼそりと言ったのがウケました。大丈夫、初恋自体は悲しい曲じゃないです。宇多田ヒカルの声質やメロディが悲しい感じなだけなんです……。
そして今回は入室時音楽がかかっていなかったのでその旨を伝えると「PC内にある曲ならかけれますよ」と同じように回答いただきまして、宇多田ヒカルをリクエストしたのですが、今回は入っていませんでした。残念。無音で( ˘ω˘)スヤァしました。
さて、話戻りまして、現在はコロナ禍ですのでマスクをしたまま口元に酸素マスクを被せてもらいます。そして準備が整うと麻酔科医さんが「では、麻酔を入れていきますね」と仰ってくれます。私の場合はそこから10数秒程するとだんだん眠気の伴わないふわ~っとした感覚が襲って来ます。一瞬でスン。と落ちる方もいるようなのですが私はふわふわと頭がぼんやり微睡んで来て、あるところで、ふっと記憶が途切れた感覚でした。
入眠時は眠気が襲って来てふわふわとして、気付けば眠っている。という感覚ですが、それの眠気がない版。というのが私的に一番しっくりくる感覚でした。
前回は目が回るような感覚も同時に襲っていましたが概ね上記の感じです。
そして気付けば名前を呼ばれてて「んぁ?」って感じで微睡みを含んで覚醒しました。
一瞬でスン。と落ちて一瞬でふっと意識が戻る方は「え? 今手術したの? え? 一瞬目を閉じただけじゃん??」って感覚に襲われるそうです。
私はどちらも、うとうとした感覚が伴ったのでこういう一瞬で時間が飛んだ感じはありませんでした。でも、秒では飛びましたね。
名前確認後はまだ麻酔が抜けきっていないので身体はほとんど動かせないし、呂律もあんまり回りません。意識が戻ったことを確認する作業のようです。なので、大体はそのまま2度寝に入ると思います。そして、この時のことを覚えてない場合もあります。私も今回はほぼ覚えていませんでした。
また全身麻酔の軽度の副作用として、眠気や吐き気や喉の痛み、かすれがあります。
眠気や吐き気は解りますが、喉の痛み、かすれとは? と、思うかもしれませんがこれは全身麻酔中は仮死に近い状態になるので自発呼吸も止まってしまいます。ですので呼吸器を挿入して麻酔科医さんがそれを調整してくれるそうです。
この時に柔らかい管が喉から肺に入るので、ちょっと喉がイガイガしちゃうそうです。
私は前回イガイガ感が2~3日残りました。今回は喉の症状は全くなかったです。
あと、夜は普通に眠かったです。ただ、術後なので麻酔が切れて痛みが出て来たり、なので痛み止めを点滴で追加してもらったりするとお水を飲んでないのにトイレが近くて何度もナースコールを呼んだりと手術当日はあまり安眠は出来ないと思います。がんばれ!
さて、ここまで長々と綴って参りました。
入院をしたり全身麻酔による手術を受ける際の不安を少しでも取り除けたのなら幸いです。皆様ご自身に何も起こらないのが一番良いことなのですが、万が一このような状況に陥った際にここの記載した内容が少しでもお役立て出来れば良いなと思います。思い出していただけると嬉しいです。
他にも保険関係の書類を作成したりと色々大変になるかと思いますが焦らずゆっくりやっていけば大丈夫だと思います。
事前に解っている入院手術でしたら、限度額適用認定証をあらかじめ請求しておくと良いと思います。その辺りは他にいっぱい書いている方がいらっしゃると思いますし、全国健康保険協会さん等にお問い合わせしていただくと丁寧に教えていただけると思います。私も何度はお問合せしました。
FF14とは全く関係のない内容となってしまいましたが、SSを載せたことでギリギリ体裁は保てているはず!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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